Quantcast
Channel: dondonのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 161

秋月記/葉室麟

$
0
0
参院選は、自公の過半数超えも確実になってきた模様ですね~
そもそもねじれの解消が実現したところで何が変わるのか?ってなもんで、初めから関心のあった選挙ではありませんでしたが~^^;
 
さて、最近、たくさん本を読んでいます。
いくつかまとめて記事を書くかもしれませんが、コメントは気に入った本があればしていただけたら嬉しいです^^
 
まずは、葉室麟の秋月記です。
 
イメージ 1
 
筑前の小藩・秋月藩で、専横を極める家老・宮崎織部への不満が高まっていた。間小四郎は、志を同じくする仲間の藩士たちとともに糾弾に立ち上がり、本藩・福岡藩の援助を得てその排除に成功する。藩政の刷新に情熱を傾けようとする小四郎だったが、家老失脚の背後には福岡藩の策謀があり、いつしか仲間との絆も揺らぎ始めて、小四郎はひとり、捨て石となる決意を固めるが・・・ (作品紹介より)
 
小四郎は幼い頃、怖いものから逃げた自分の弱さが原因で大切な妹をなくしてしまったと思い込んでいました。
それを機に、逃げない生き方を誓うことになります。
テーマはそれか!
と思いながらも、はっきりとは作品の中にあわられてくることがなかったのがちょっと残念~^^;
 
自分の藩のためと思って行動することとは裏腹に、人々の心は小四郎から離れていってしまうもどかしさ・・・
彼を取り巻く人々が持つそれぞれの思惑。
面白いのですが、何かいまひとつ心に響くものがなく、印象的な作品だと思うことはできませんでした~^^;
ただ、葉室さんのしっかりした文体には、相変わらず好感を持って読むことができました♪
 
dondonの満足度 ★★★☆☆
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 161

Trending Articles