もう飽きた! と、思いながらも、またついつい手にとってしまいました。
貧民窟で母親の閨の相手をした多指症の男娼が指を切り落とし、釧路の夜の支配者へのしあがる-著者新境地の傑作ノワール、誕生。(作品紹介より)
桜木作品は直木賞を取って以来読み続けておりますが、前作あたりからちょっとマンネリ化が気になりだしていまして・・・
確かになんとなく陰鬱な感じの独特の世界観は、読み始めた当初はなんとも新鮮で良かったのかもしれないのですが、ここまで同じような感じで畳み掛けられるとといった感じで。。。
今回の作品についてもその雰囲気は相変わらず、ただ主役が不幸な女ではなく陰のある男にとって代わってはいましたが、特に目を引くところもなく、何人かの女が絡んでお決まりのシーンの繰り返しへ^^;
確かにこの手の作風の作家さんってそう多くはないと思うのでたまにぽんと読めばインパクトもあるのかもしれませんが、何作も読んでくるとさすがにちょっと・・・といった感じですかね~^^;
嫌いな作家さんではないので、忘れた頃に読んでみるくらいがいいのかもしれませんね^^
dondonの満足度 ★★☆☆☆